燃え上がる思い

日陰の身でありながら、どうしても失くしたくない恋というものがございました。

お互いに全てをすてて、どこかで生きていけたらどんなに幸せなことか、何度も何度もそう話し合い、それでも今の状態から抜け出すにはあまりに失うものが多い・・・そんな恋でございました。

狂おしいほどの時間をすごし、名残りおしさを感じながらも夕刻には奥様のもとへお戻りになられるその方。

いえ、普通の日々はそれでも耐えることができるのです。

辛いのは年末年始でしょうか。

たった七日間ほどの時間が、何年にも感じてしまうほど長い。

その頃、愛するあなたは家族とともに温かい部屋で、笑いあってるのかと考えるだけで、この世から取り残されたのではないかと感じるほどの孤独感が不意に襲ってくるのでございます。 

今年もまた、その時が近づいてまいります。

八坂さん参りにでも、それとも・・・

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