愛に溺れて

皆様、はじめまして。

由布子と申します。

わたくしの殿方に対する愛、それを綴る日々を、こうして皆様に知っていただく機会がやっとめぐってまいりました。

若干、とうのたった年齢ではございますが、その分、若い女性にない艶というものを身につけていると自負しております。

老舗旅館の女将というイメージをお持ちいただくと、わたくしの人となりがご理解いただけると存じます。

さて、こうして皆様方にお会いできる機会をもてたことですので、せっかくですから、わたくしのプロフィールなどを書き記してみようと思います。

19歳の頃、京都某所にてスナック勤めをはじめましてから、夜の世界にすっかり身を染めてしまいました。

現在は同じく京都にて、ラウンジを経営しております。

十数年の永きにわたり、わたくしを贔屓にしていただきましたお客様のおかげで、こうしてなんとかご飯を食べていくことが出来ております。

長い間、夜のお勤めでございますから、それなりに男性とのお付き合いも経験してまいりました。

お名前は申し上げれませんが、梨園の方や呉服店の旦那衆、そして映画会に携わる方々など、それはもういろいろな種類のお仕事をされている男性と恋に落ちたのです。

幸いなことに、バブル後にお店をもちましたので、様々な面で無理をしない、身の丈にあった生活を心がけてきたのが今日につながっているのかと思います。

そして、出会った男性方も、夢のようなバブルに飲み込まれなかった方ばかりですから、わたくしにとっては非常に幸運であったと感じております。

華やかな業界の男性との淡い恋の時間は、決して人様に知られてはならないものばかりでした。

世間ではそれを禁断の愛と呼ぶのでしょうが、わたくしたちにとって、いえ、少なくともわたくしにとってはそれはそれは夢のような時間だったのです。

これから、少しずつではございますが、その愛の日々を書き連ねてまいります。

これから

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